トップへ戻る ºÇ¿·¹æ ÄÌ¿®ÈÎÇä ¥Æ¡¼¥ß¥¹¤È¤Ï ¹­¹ð·ÇºÜ  
<お知らせ> 9月中に新規お申込みいただいた方に小冊子『老後を安心させる中高年の必須知識26』を差し上げます。

最新号の目次へ
最新号の目次はこちらです
次号は10/1発売です!
定期購読申込み
半年/年間定期購読のお申込を
ネット上で受付しています。
  購読の更新・中止について

過去のタイトルを検索する
記事のダイジェスト版が毎月
届くメールマガジンです!

配信停止申込み
  最新号の目次を更新しました
  朝日新聞の報道を正せば明るくなる
『日本人が勇気と自信を持つ本』 好評発売中!
テーミスの雑誌・書籍がネット上でお買い求めいただけます
雑誌コーナー
テーミス
バックナンバー
書籍コーナー
書籍コーナー
  往来之記
  今月の立ち読み記事
  がん特集記事
  広報担当者様へ
  テーミスとは
  ご意見はこちらまで
 
トップページ 往来之記

テーミススピリッツを凝縮した往来之記を読めば、
テーミスがわかる!
(編集後記に代えて)

 8月15日、武道館で開催された全国戦没者追悼式のテレビ中継で「黙祷」のとき、私も立ち上がりこうべを垂れました。終わって76年前のあの日を鮮明に思い出していました。ラジオの前で、両親と妹の4人で座り天皇陛下の詔書発表を待ちましたが、アナウンサーの「起立」を促す声で直立し、雑音の交ざる放送が終わったとき戦争が終わったことを知りました。  10歳、国民学校5年生でした。  メディアは昨年の夏はコロナで、今年の夏はコロナに加えて東京五輪・パラリンピックに席巻された感があります。それでも8月15日前後には、さまざまな戦争を巡る報道がありました。しかし戦場で戦った兵士から私たち銃後の少年まで、戦争の体験者は80歳を超えています。私たちは今こそ貴重な記録を残し、自身の体験を語るべきです。

25年前、妻と知覧の平和記念館を訪れたとき、若い特攻隊員の遺影や遺書を見ているうちに耐えきれなくなり、約10分でクルマに戻りました。運転手が「ここへ帰ってきて涙を流している方が大勢います」と語りかけてきました。  私の郷里は静岡県の駿河湾に面した町でしたが、北の台地に特攻隊員を養成する大井航空隊がありました。若い訓練生が、海岸から約1狙茲量疑妖腓鯏┫呂妨立て爆弾投下と突入の訓練をしていました。  そんな彼らもたまに町へ降りて来ましたが、兄の友人が「生きている英霊」と口走ったとき、父が大声で叱ったのを覚えています。最近、そんな彼らと町の女学校のOGたちの間に狠犬の物語瓩あったことを知りました。死を前にした彼らにとって「束の間の青春」だったのでしょうか。

 広島に原子爆弾が投下されて数日後、「物凄い特殊爆弾だが、白い服を着ていれば大丈夫だ」という説が伝わってきました。東京大空襲で被災し疎開してきた知人と両親が「民間人を殺戮するとは!」と怒っていました。  しかるに「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」という碑文には怒りが沸きます。長崎への原爆投下、東京を始めとする主要都市への空爆、学童が乗った対馬丸など民間船への攻撃など、いくら戦争という異常事態とはいえ許されることでありません。  私たちは昭和19年頃から油が足りなくなった母国のために茶の実を拾い集めたものです。母たちは在郷軍人の指揮で海岸へ集められ、竹槍を持って上陸してくる敵兵を討つ訓練をさせられていました。そんな体験や思い出を語り合う小学校以来の親しかった友達が、ここ数年で一人欠け二人欠けていきます。悔しさと寂しさを噛みしめている夏です。


編集主幹 伊藤寿男

ページトップへ


 

Copyright (c) 2002- Themis Co.,Ltd All Rights Reserved.
このサイトに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。
当ページへのご質問・お問合せは【こちら】までお願い致します。