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テーミススピリッツを凝縮した往来之記を読めば、
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(編集後記に代えて)

 昭和20年8月15日、終戦の日に私は10歳、国民学校5年生でした。昭和天皇の玉音放送を両親や妹と聞きましたが、雑音がひどくよく理解できませんでした。 父の「日本は降伏した。戦争は終わったんだ」との言葉で、もう空襲や艦砲射撃に怯えることはないと安心したものです。町の北台地にあった飛行場を攻撃する艦載機が急増していましたし、別の飛行場への深夜の砲撃では山中に逃れていました。  8月末から、町には大きなリュックを背負った復員兵の姿が目立ってきました。その中には、大声で「突進っ」と叫んで町を駆けていく元兵士もいて、「彼は玉砕したガダルカナルの生き残りだ。九死に一生を得たのに……」と囁かれていました。  あの夏からもう73年になります。元兵士はもちろん、私たち狃童紊両国民瓩忙蠅襪泙80歳を超え、戦闘、空襲、外地からの引き揚げ、疎開などの体験を語る人は急速に減っています。

 国民学校6年生で昭和天皇の放送を聞いた今上天皇の平成時代も、あと1年足らずで終わりますが、私たちは生ある限り戦争体験を語り継ぐ責任があると痛感しています。  約20年前、戦争報道に関するエッセイの中で、あるミニコミ誌で見つけた「いのちある限り八月十五日」という俳句を紹介したところ、共感したという便りを沢山いただきました。  もっとも中に「作者と初出誌を教えてくれ。私の句会で『生きている限り八月十五日』で天位を獲った人がいる。盗作か剽窃だと思う」という問い合わせもありました。あの夏を詠った詩歌は沢山ありますが、私たち日本人は沖縄が占領された日、広島と長崎に原子爆弾が落とされた日、8月15日は永久に忘れてはなりません。

 今年『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』が世界文化遺産に登録されました。その中に「天草の崎津集落」が入っていたことに感慨を覚えました。  約15年前、キリスト教系の学校を出ていた妻に誘われて、長崎、天草の教会群を訪ねました。その中で最も心打たれたのが、半島最南端にある崎津教会でした。海岸から約30辰僚蠅坊った教会は素朴そのもの、中央の通路は板張り、左右には畳が敷きつめられていました。それに祭壇のすぐ横になぜか踏み絵のシーンでよく見るキリスト像を置くスペースがあったのです。  キリシタンが弾圧を逃れて半島の南端にたどり着き、信仰を深めていった歴史がまざまざと浮かんで来ました。もっとも正座の出来ない人たちのためでしょうか、片隅に折り畳み式の椅子が積まれていました。紺青の天草灘を背に鄙びた村落の中に建つ教会を、今も鮮烈に思い浮かべることができます。


編集主幹 伊藤寿男

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表紙/水野典子 カット/山田哲朗
写真提供/共同通信 産経新聞 時事通信

 

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