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北朝鮮電磁パルスは恐るるに足らずく
一般家庭でも落雷対策が有効
破壊されたインフラは復旧不能で原始時代に後戻りし餓死者が続出するというが


■日本襲う未知の脅威に備えろ
 北朝鮮による核・ミサイル開発が止まらない。そればかりか狹甜Д僖襯更況皚瓩箸いΑ△海譴泙膿洋爐経験したことがない未知の脅威に日本は晒されている。  北朝鮮が地下核実験を行った9月3日、朝鮮中央通信は「巨大な殺傷・破壊力を発揮するだけでなく、戦略目的に応じて高高度で爆発させ、広大な地域へ超強力な電磁パルス攻撃を加えることもできる」と伝えた。実際、弾道ミサイルを打ち上げて高高度核爆発を起こせば、電磁パルスは発生する。  北朝鮮は'93年5月29日、中距離弾道ミサイル「ノドン1号」を発射した。これが脅威の始まりだった。  あれから25年を経て'17年7月4日、28日と立て続けに、ほぼ真上に高く打ち上げるロフテッド軌道で大陸間弾道ミサイル「火星14」の発射実験を行った。  そして9月3日に6回目となる地下核実験を強行したのだ。1年前に行われた5回目の核実験時の10倍もの爆発規模で、マグニチュード6・3相当の地震を発生させた。この実験の直後、北朝鮮は「水爆実験に成功した」と発表。世界中の多くの研究機関等が「120銑伝蠹だった」と分析した。広島に投下された原爆が16銑邸長崎が21銑鼎任△襪海箸鮃佑┐襪函△箸討弔發覆ぐ厠呂澄  だが、水爆のような非人道的な大量破壊兵器を用いたら、国際社会が許さない。米国は北朝鮮に反撃するだろう。正面切って米軍と一戦交えて、朝鮮人民軍に勝機がないのは明らかだ。物理的な問題もある。弾道ミサイルは発射された後、一旦は宇宙空間を飛行し、再度大気圏へと突入して、目標を目指すという航跡を辿る。この再突入に耐える弾頭を北朝鮮はまだ完成できていない。だがら「北朝鮮は核ミサイルを使えない」と見る向きも多い。  ところが、核攻撃のなかには、直接的には誰も殺さずに、大気圏へと再突入させることなく、相手を効果的に破滅させることが可能な方法がある。それが電磁パルス攻撃である。  核兵器には大きく分けて二つの攻撃方法に分けられる。まず、地表や空中など、大気圏内で爆発させることにより、「爆風」、「熱線」、「放射能」を発生させ攻撃する方法である。もう一つが大気圏外である宇宙空間で爆発させることで「電磁パルス」を発生させる方法だ。  例えば地表から120銑辰留宙空間で核爆発させた場合、大気が極めて薄いため爆風は発生しない。だがその代わりに、強烈なガンマ線が放射エネルギーの一種である電磁パルスを広範囲に発生させる。



■電子機器を破壊し尽くす猛撃
 電磁パルスによってもたらされるといわれる被害はこうだ──。  強力な電磁波は電子機器に侵入。サージ電流(定常状態を超えて発生する電流)により次々と破壊していく。いわば巨大な雷を人工的に発生させて、広範囲に落とすようなもので、停電だけにとどまらず、通信インフラ、銀行などのオンラインを停止させる。コンピューター制御されたものはすべて作動不能となり、水やガスも止まり、車も走れない。狙った国と地域を原始時代へと後戻りさせるようなものなのだ。  一度破壊されたインフラを自国だけで復旧させることは不可能となる。これだけの被害を及ぼしながらも直接的に誰も殺さないのが電磁パルス攻撃の特徴だとされるが、食料や燃料を失っていき、最終的に餓死者を出すなどして、拷問のように徐々に殺害していくという。  人類が電磁パルス攻撃を考え出したのは全くの偶然だった。フォトジャーナリストの菊池雅之氏が語る。 「米国は'62年の1年間に『ドミニク作戦』で実に105回もの核実験を行った。その方法として多くはB‐52爆撃機を使い、空中から地表へ投下して行われた。そのなかで7月9日、弾道ミサイルを用いて高度400銑辰留宙空間まで核兵器を打ち上げ、爆発実験を行った。すると軌道上を飛んでいた米国や英国の人工衛星の3分の1が破壊された。米国は『ソ連の偵察衛星の破壊も可能』と手応えを感じた。さらにこのとき、人工のオーロラが発生。爆発した場所から1千400銑知イ譴織魯錺い把篥鼎魄き起こし、電話システムもダウンした。それで『これは、戦争に使える』と考え、米ソで研究が開始されたのが始まりだ」



■「ハワイで停電」の原因に疑問も
 電磁パルス攻撃の防護対策が日本は立ち遅れているという。しかしそんな心配は全くないといってよい。  というのも、電磁パルス攻撃は巨大な落雷に近いため、対策は被雷処置とほぼ同じなのだ。落雷で停電することはあるが、ある電力業界関係者によれば、昔と今では意味合いが違う。昔は落雷により電力インフラが破壊され、停電した。しかし今は雷が発生する瞬間にブレーカーを落として停電させ、電磁エネルギーの影響を受けないような仕組みがある。だからその後、一斉に電力を復旧させることもできる。とくに北海道、東北、北陸では冬に雷雪が頻発するため、その地域の電力会社では対策がかなり進んでいるというのだ。  建築物は「避雷針」と「ヒューズ」が電磁パルスから守る。一般の家庭でも、エアコンや洗濯機などは「アース」を付けたり、コンセントや電話線に雷ガードのタップを付けるなど、雷対策と同じ処置が電磁パルス対策になる。  電磁パルスは、自衛隊の防衛網を麻痺させるともいわれる。しかし海上自衛隊関係者によると、例えば護衛艦では電磁エネルギーを艦体から海へ逃がす。  9月11日、防衛省で高級幹部会同があり、省移行後の歴代防衛大臣が一堂に会した。その席で小池百合子都知事は、「電磁パルスで東京が狙われたらオリンピックが台無しになる」と危機を煽った。防衛省幹部は仕方なく電磁パルス研究の現状と、攻撃に対応できる旨を説明したところ、小池都知事は「それならいいんだけど」と引き下がったという。  電磁パルス攻撃は高高度での核爆発によるものだけでなく、電磁パルス爆弾を撃ち込むという方法もある。  日本安全保障・危機管理学会の二見宣理事長はこういう。 「電磁パルス爆弾では特定の周波数を狙い、例えばコンピュータの誤作動を引き起こすといったピンポイント攻撃ができる。だが核爆発による電磁パルス攻撃に効果があるのか疑わしい。かつて米国とソ連は、相手が打ってきた大陸間弾道ミサイルを宇宙空間で破壊するため、高高度で核実験を行った。その後も放射能の被害を避けるため、大気圏外で核実験を繰り返してきたが、電磁パルスの被害はなかった。'62年7月9日にハワイで停電したのは核実験と日時が重なっただけで、実際は事故などほかに原因があるのではないか」  希望的観測は禁物だが、北朝鮮の電磁パルス攻撃は恐るるに足らずだ。

(2017年11月号掲載)
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