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池上彰‐テレビに加え書籍でも疑惑湧く
パクリ番組から著書ゴースト説まで
いまだにテレビの冠番組が多い上に著書も続々刊行されている不思議を追うと


■講演のギャラは最低150万円と
「池上彰氏は、本当にジャーナリストといえるのか」──。  本誌が‘18年11月号で池上氏の「パクリ&やらせ」の疑問を報じたところ、大きな反響があった。  いま、ネットでは「(池上氏といえば)専門としてない分野をさも有識者のように語る」などの書き込みもあるが、いまだに自分の番組や文章で説明、反論したことはない。  最近も韓国の三・一運動について、当時の日本側の事情を考慮しない偏った説明や、「安倍首相が改憲を持ち出してから天皇は護憲派の象徴になった」といった主張がネットで炎上。3月10日放送の「日曜ゴールデン 池上ワールド」(テレビ東京)では、沖縄ロケで女性タレントとステーキを頬張り、「沖縄のほうが本土より牛肉が安いのはなぜか?」を知ったかぶりで説明していたが、これでは単なる「ものしりタレント」だ。  池上氏は一時期、テレビで積極的に意見を述べることを控え、情報元を小さなテロップで表記するなど“変化”はあった。しかし、「好きな司会者ランキング」で10位圏内から急落したことで、「ニュースそうだったのか!!」「池上彰の現代史を歩く」では、再び以前の状況に戻った。  テレビメディアが“池上ビジネス”に固執するのは、「池上氏が4%といわれる高い潜在視聴率(番組出演時に期待される視聴率)を持っているから」(テレビ局関係者)だ。これは有村架純や出川哲朗など人気タレントを凌駕する数字だという。  視聴率が上がれば、テレビ局はCM放映料が上がり、潤う。たとえば3月2日に放送された『池上彰のニュースそうだったのか!! SP』(テレ朝)の視聴率は11・1%。池上氏の持つ潜在視聴率が二ケタ突破に決定的な役割を果たしたのだ。  池上氏本人もテレビ出演のメリットはよく承知している。朝日新聞の『池上彰の新聞ななめ読み』など紙媒体の連載を月に20本以上、さらに7大学の講師などを兼任し、その合間を縫って講演に駆け回るが、それもテレビでの活躍があるからだ。  とくに書籍の売り上げと、それに伴う講演会のギャラについては知名度の高さが直結する。現在、池上氏の講演料は「最低150万円」とされるが、これ以上になるのは、200万円といわれる橋下徹前大阪市長くらい。文化人にとって「講演会は一番おいしい仕事」といわれ、企業や青年会議所から依頼がくる。池上氏も止められないだろう。



■担当者やライターが裏取りを
 池上氏の名前を頼りにするのは、テレビ業界だけではない。書店に行けばわかるが、いま政治や国際情勢のコーナーを覗くと池上氏の著書がズラリと並んでいる。ある大手書店関係者がその理由を語る。 「池上氏の著書は出版不況のなかで異常ともいえる売上を叩き出している。たとえば『池上彰のお金の学校』は‘11年の出版だがいまも売れ続け、私たちの書店だけで約1万5千部も売れた。しかも消化率(仕入れから在庫や返品を除いた販売数)は約95%にもなる。普通の書籍が消化率30%で重版を考えるといわれるなかで、池上本は貴重な“ドル箱”だ」  池上氏の著書は「5万〜10万部は当たり前」で、現在は若干落ちたとはいえ「初版2万部くらいで、様子を見て重版する」(前出の書店関係者)という。しかし、「出典や参考文献の明記も少なく、文中のソースもはっきりしていない」という指摘や、以前から「池上氏にはゴーストライターがいる」との疑惑があった。  こうしたなか、池上氏と仕事をしたことがあり、出版業界に精通するライター・オバタカズユキ氏がその製作過程を関係者に改めて取材をした上で明らかにした。 「池上氏の多くの著書は一人で書いたものではなく、いわゆる口述筆記だ。例えば、ある出版社では彼が2〜3時間ずつ数回にわけて話したことを、担当編集者やライターが文章化し、過去の池上本や類書などを参考に裏も取る。こうやって構成した原稿を池上氏が受け取り赤入れし、版元の担当編集者がまとめて本にする。それをゴーストライターと呼ぶかもしれないが、それも池上氏の話があってこそ。ただ、製作過程に“構成者”がいることは事実だ」  だが、これは世間が「ジャーナリスト・池上彰」に抱くイメージとは違うのではないか。実際、「池上彰の『これが世界のルール』だ!」(文藝春秋)のあとがきにもこうある。 「(連載の)締め切りの数日前から憂鬱な気分になります。テーマが決まれば比較的短時間に書き上げられるのですが、決まらないと、パソコンの前で苦吟。七転八倒することになります」  オバタ氏は「池上氏の連載は月に20本くらい。文体から見て、自分で書いているものもあるだろう」と続ける。書籍の場合は奥付や目次の最後に「編集協力」などの形で構成者の名前が入るが、「版元によってはそれすらも明記しないことがある。ただし、池上氏は印税配分については彼らに2〜3%を渡し、トラブルになったと聞いたことはない」(前出のオバタ氏)という。



■池上氏本人が“疑惑”に回答し
 結局、池上氏の多くの疑惑は彼だけでなく、テレビや出版業界が彼の名前を利用してきたことも大きいのではないか。  前出のオバタ氏が続ける。 「構成者の存在は売れっ子のタレントやホリエモン(堀江貴文氏)などの著書でもある。月に1冊書くのも大変なのに、本を出してテレビに出て取材もする。一人でできるわけがないからだ。著作をそうやって作ることはごく普通に行われているが、口述筆記というと一般的にはマイナスだ。出版界全体の慣習として、それをいいたがらない傾向はある」  本誌が池上氏に対しこれらの疑惑を質したところ、約1千字もの返答があった。誌面の都合により要約すると、内容は次のようなものだ。 「『番組の担当者から、池上の意見として使ってよいかといわれた』などのご主張は、具体的な番組名やテーマなどについての指摘がなく、お答えのしようがありません。念のため、私が担当している全部の番組スタッフに問い合わせましたが、該当がありません。私の著書に関しては、自分で最初から書くものと、編集者が用意してくださったライターさんを前に語り下ろしたもの、学校で授業したものをまとめたものの3種類あり、本文において参考にした著者の独自の見解などは引用を明記しています。語り下ろしをライターさんがまとめてくださるという手法は出版界でごく一般的なもので、お世話になったライターさんの名前は巻末に感謝の言葉と共に紹介しています」  奇しくも「3種類の池上彰」がいることを認めたものだが、なにより罪深いのは池上氏を利用し、安易に視聴率やベストセラーを狙おうとするテレビ局や出版業界の体質である。

(2019年4月号掲載)
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